WF-1000XM3 を買った ~拝啓 sony のご担当者様へ~
sony の新ヘッドホン、WF-1000XM3
を買った。
昨日、ソニーの新しいイヤホン WF-1000XM3
を買った(発売日!)。
ワイヤレスでかつノイズキャンセリングが搭載されているスグレモノ。
とりあえず1日使ってみたがとてもよい!!
自分はAirPodsやその他のワイヤレスイヤホンを使ったことがないので比較ができるわけではないが、感想を書いていこうと思う。
良かったところ
ノイズキャンセリングすごい!
ワイヤレスイヤホンのノイズキャンセリングってこんなにすごいのか! と感動した。
今までノイズキャンセリングイヤホンを使ったことがないのできちんと比較はできないが、めちゃくちゃすごい!
どのぐらいすごいかと言うと、beatsのヘッドホンと比べても遜色ないぐらいすごい!
自分は汗っかきなので、町中でヘッドホンを付ける訳にはいかない。
特に今の季節。何度か試したけど無理だった。
イヤホンならその問題は(たぶん)起きない。
夏がくるのがちょっと楽しみになった。
USB Type-C
おそらくこれはAirPodsを真似たものなのだろうが、イヤホンがケースにしまってあり、そのケースがイヤホンを充電する。
そして、そのケースを USB Type-C
で充電する。
この Type-C というのが評価が高い!
まだ電池が切れるまで使用してはいないのでバッテリー持ちの話はできないが、
公称6時間持つので、おそらく東京 - 福岡間のフライトぐらいなら問題ないぐらい持ちそうだ。
2時間程度使ってバッテリー 70% だったので、あながち間違ってはいないと思う。
タッチコントロールと操作性
これもおそらくAirPodsを真似たものなのだろうが、イヤホンにタッチセンサーが付いていて、
デフォルトでは右のイヤホンをタッチすると音楽やpodcastの再生を止めることができ、左のイヤホンをタッチするとノイズキャンセリングをオフにできる。
タッチセンサーの挙動は、専用アプリである程度コントロールすることができるらしい。
また、耳からイヤホンを外すと自動的に音声がOFF になったりイヤホンをケースに戻すときに磁石がいい感じで仕事していたりと、AirPods の影を感じるw
Googleアシスタント
Googleアシスタント と連携できるらしい。
まだ自分は連携していないが、便利なのかも知れない。
何分後に雨降りそう? とか聞いてみたい。
悪いところ
今回このイヤホンを買うことをを決断した理由は、iPhoneとApple Watchから離れることをにしたからだ。 今まで約10年間iPhoneを使い続け、仕事でもMacを使用している。そのため、音楽を聴くデバイスも、自然とbeatsを選択するようになった。 しかし、アップル製品は非常に便利な反面、アンドロイドユーザの気持ちが全くわからないことに気づいた。 そこで、今まで無意識下で選択していたApple製品を離れ、Apple以外の製品に目を向けることにした。 今から、製品と顧客体験の悪かったところを書くが、基本的にはAppleとの比較だ。
設定がめんどくさい
Beats の設定はめちゃくちゃ簡単だ(iOS との接続限定)。製品を買ってきて電源ボタンを長押しするだけでiPhoneとペアリングできる。
それに比べると、本製品はアンドロイドアプリをダウンロードしないと設定が始まらない。
これで文句を言うのは若干可愛そうな話ではあるが、アップル製品の凄さを感じた。
購入が面倒
いくつか商品の購入体験が悪い部分があったので書いておく。
このブログをsonyが見つけることはないと思うが、届けばいいなと願っておく。
今年は七夕の短冊を書いていないので、短冊代わりで。
入店時
発売日を完全に忘れていたので、sony ストアに直接出向いて商品を購入した。
店内は割と空いていて、特に並んでる様子もなかったので店員に WF-1000XM3
を買いたい旨を伝えた。
すると、 試着しなくて大丈夫ですか?
と聞かれた。
はじめ、意味がわからなかった。
自分は買うと言っているのになぜ試着を勧めるのか?
少し戸惑った後、"買います"と再び伝えた。
なぜ試着を勧めれたのかは後々わかることになる。
購入時
店舗の奥に進み、席に座るよう指示された。この時点でめんどくさい。スマホを買うときみたいだ。。。 そして、ソニーのアプリをダウンロードしてログインしろと告げられた。 その工程を経ると、2000円オフになるらしい。そんな割引が受けられるなら、ダウンロードしてログインするしかない。 さらに、アンケートに答えると500円オフになると言う。 その後、各種保険の説明とかされて、結局製品を手に入れるために約15分かかった。 せっかく新しい製品を買ったのによくわからない不快感を感じた。
嫌だったこと
ヘッドホンの設定がめんどくさいのは仕方ない。 なので、顧客体験のどこに違和感を感じたかを書いていく。
入店時
買うと決めているものを買いに来たのに、試着を勧めるれるのは意味がわからない。
せっかく sony が "業界最高クラスのノイズキャンセリング性能(完全ワイヤレス型ノイズキャンセリングヘッドホンにおいて)" と銘打って発売した、
世界で最高の ノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレス
なのに、なぜ試着する必要などあるのだろうか?
迷っている人に試着を進めるならわかる。でも、買うと決めている人に試着を勧めるのは明らかにマイナスだ。
だめな理由はこんな感じ。
事象 | 結果 | 確率 |
---|---|---|
試着なし | 買う | 100% |
試着なし | 買わない | 0% |
試着あり | 買う | 90% |
試着あり | 買わない | 10% |
試着をしなかったら必ず買う人も、試着をすることによって買わなくなる可能性がある。
だったら、試着なんてさせずに買わせたほうが良い。
おそらく、店員さんもびっくりしたのだと思う。
察するに、買うと決めてくる人は少なく、迷った末に買う人が多いのだろうと思う。
そして、試着を勧めるのは、迷っている人に買わせるためには最適な手段だと思う。
事象 | 結果 | 確率 |
---|---|---|
試着なし | 買う | 0% |
試着なし | 買わない | 100% |
試着あり | 買う | 10% |
試着あり | 買わない | 90% |
でも、自分に対して試着を勧めたのは明らかに間違いだ。
購入時
上述の通り自分はApple 製品をたくさん使ってきた。
オンラインで購入したものもたくさんあるし、Apple Store で購入したものもある。
Apple Store の体験が最高だとは全く思わない。
死ぬほど列に並ばされるし、土日だと購入まで2時間かかることもある。
なので、トータルで考えるとソニーストアの方が製品を手に入れるまでにかかった時間は短い。だからこそ、そこで差別化すべきなのではないかと思う。
せっかく並ばずに商品を買えるなら、その商品を買うまでの時間を圧倒的に減らせばよい。
そうするとApple Storeは待たされるが、ソニーストアでは迅速に製品が手に入るという良い顧客体験を得ることができる。
しかし、今のやり方では印象が悪くなる事はあれ良くなる事は無いように思う。
そんなことをする位なら最初から2000円引きにしてくれればいいのにと強く思う。
あと、500円OFF のアンケートが試着に関してだった。
これが試着を進められた理由だったのだ。
そのアンケートもかなり作りが悪い。
せっかくアプリを(4G回線で)インストールしてログインにもかかわらず、
独自のフォームで作っているのでWeb 経由で再度ログインしないと使えなかった。
500円払って得られた情報と、500円払って顧客に与えたマイナスの印象。
自分にとっては後者のデメリットのほうが大きいと思う。
特に急いでいたので辛かった。
かといって、その500円を断るほど自分は裕福ではない。
いろいろ悲しくなった。
結論
製品は神。35000 円でも売れると思う(Podcast聞くぐらいなので音質とかは知らないが)。 ただ、sony ストアでの顧客体験は正直よくなかった。 もっと自社の製品に誇りを持ってほしいと切に願う。